2011年末現在、日本全国で慢性維持透析を受けておられる患者様は
およそ30万5千人に上り、日本国民の約400人に1人の割合となっています。
透析が必要な末期腎不全に至る主な疾患は糖尿病・腎炎・高血圧などですが、
これらの疾患のために徐々に腎機能が低下していく状態を
「慢性腎臓病(CKD)」と称し、
現在日本全国でおよそ1300万人・割合にすると約8人に1人存在すると
推測されています。
今回の講座では、慢性腎臓病の患者様は高率に心・血管疾患を
合併することが問題となること、
慢性腎臓病の診断と治療、および末期腎不全に対する
腎代替療法の紹介をしたいと思います。
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