鳥取県西部医師会
在宅医療推進委員会委員長

公益社団法人鳥取県西部医師会
会長 
野坂 美仁


皆様、こんにちは

鳥取県西部医師会在宅医療推進委員会ホームページへようこそ。

鳥取県西部医師会では平成23年度から「在宅医療推進委員会」を立ち上げて、基幹病院の勤務医の先生方や行政の方とも一緒になって「理想の在宅医療」について検討を重ねています。

都会地とは異なり、既に高齢化が進んでいる人口最少の鳥取県においては、医療受給のピークは西部で2020年、東部で2025年、中部では既に2010年にピークを過ぎているとされており、県全体の年間死亡者数のピーク時においても現在の年間7,000人からたった1,000人増加の8,000人にとどまり、現在の医療供給体制が維持されていれば病院8割、在宅2割と云った現状の看取り方で対応可能と推測されています。委員会でも当初はがんの患者さんや高度な医療が必要な患者さんが在宅で療養を望まれた時に如何に病院と同じレベルの医療をどのように提供すべきかを中心に議論を重ねていましたが、高齢者の終末期医療は基本的には医療側だけの問題ではなく、人生の最後のステージにある高齢者の方達の問題、すなわち社会的な問題であり、行政も一緒になって地域の住民の方と議論をして行くのが重要であると考えるようになりました。

多くの高齢者が「出来るなら最後まで自分の家で生活したい」と望みながらも「家族に迷惑をかけたくない」と思い、家族も出来るだけ長く生きて欲しいと当然とされる入院生活ですが、病院というのは治療のための施設であり、消灯時間や食事の時間、面会時間の制限などの規則があり、自宅と違って本人らしく生活することは難しい場所です。また、高齢者に対する医療は「寿命」や「死」を見据えた治療となる事は必然で、結局死ぬまで「治療の為の入院」では虚弱な高齢者にとっては日常性が得られないまま亡くなるということが現在8割の日本人死亡者のあの世への逝き方です。看取りの「病院へ委託化」。考えてみればとても悲しい人生の終わり方ではないでしょうか。

「死」を話題とする事が憚れる現代において、敢えてタブー視せずに元気な時から人生の最後について話し合うように地域を変える事は医師会にしか出来ないミッションであると思います。我々かかりつけ医は臓器別の専門医として医療を提供しながらも単なる病院医療の延長ではなく、一歩踏み込んで本人の尊厳を守りながら家族共々希望する場所で満足できる療養生活を支えることが「在宅医療」の本来の姿であると思いますが、皆さんは如何お考えでしょうか。ご意見をお待ちしています。


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